認知症の予防、改善に、歯科治療は有効か?
答えはイエス。
周知のとおり、口腔内の細菌が、いかに全身への影響を及ぼすかは
今更、言うまでもありませんね。
とにかく一番は、口腔内の清潔を保つことなのですが。
高齢になると、自分で口腔管理をするには、なかなか大変です。
最後まで、
自分の手で食事をし、歯も磨く。そして、自分の足でトイレに行く。
で在ることが、理想ですね。
で、歩けること、不自由なく手を使えることが大前提なんです。
新神戸歯科では口腔の調整で、その方のすべてを診ていきます。
歩行、腕の上げ下げ、手のこわばりなど、生活に必要な動作に不自由があれば、
歯でアプローチします。メンタルでも歯でアプローチ。
手も足も自由がきけば、認知機能の衰えは予防できるはず。
虫歯の治療、歯根の病巣の治療、歯周病の管理、欠損部位の補填、咬合の改善...
これらをしっかり管理しておけば、おおかた大丈夫ともいえます。
ただ、口腔は各々の歯科医が自由に造形しています。
なかには、「木を見て森を見ず」の状態で
「口腔のみを見て、身体を考えていない」造形が多々見受けられます。
そういったアンラッキーな治療を受けた方々は、
「歯原病」となって身体に影響がでる場合もあります。
“この不調な症状、もしかして歯が原因かも“という選択肢は
知っておいてください。
当院の例であげれば、
ある認知症の患者さん、最初の来院してきた日は、
身動きひとつしない、目も合わせない、意思疎通もできず、声も出さない
蝋人形状態でした。(すみません)
2回目の来院、鬼のように喋りだしました。
3回目以降、動物のように気性を露わにして、機嫌の良い日や悪い日も。
10回ほど治療している今は、ご挨拶をしてもらえるほどに!!
認知症の予防、改善に、歯科治療は有効です。