リウマチ症状があり!口腔の金属が原因と思われ来院されたケース
当院では、「私のこの病気、口腔の金属が原因では?」
というご相談をよく受けます。
今回のFさんのケースもそうでした。
患者様方は だいぶ知識を身につけておられ、
保険による金属は
時間が経つと、金属が錆びて溶け出し、歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどを引き起こす可能性が高い。 (錆びにくい金属である貴金属は、保険では使えない)
ということをご存じの方が多くいらっしゃいます。
ただ、口腔内のすべての金属を外したからといって、
主訴である症状が治る保証はありません。
確かに、保険による金属は良質なものではありませんが、
原因とも限りません。
では、ご病気でお悩みの、新神戸歯科に駆け込んできた患者様には
どう治療をしていくか?
Fさんのケース (病院には行かれていません)
- リウマチ様症状
- 全部の関節が痛い、硬くなる
- 痛くて寝れない
- 立つ、座る時のヒザが不便
- 顎が開けにくい etc..
初診時は、身体に全く柔軟性が見られずロボットのような動きで いらっしゃいました。
数歩 歩くのにもゆっくり、ゆっくりと。痛みを我慢しながら。
まず、口腔内ですがだいぶ虫歯が残っていました。
保存が不可能な歯も、数本。
保存がむずかしい歯は抜歯することに。
顎が開けにくいこともあり、まず、口腔内の環境を整えるひとつに
延長ブリッジの延長部位を切断
支えになっている歯への負荷と、※頬面干渉 が問題のため。
これだけでも顎が開けやすくなります。
3回目、来院時には、お顔の表情のこわばりとがとれ、
ロボットのような 歩き方は少しスムーズに変化されていました。
治療はまだ続く…
※頬面干渉
関節静的反射(arthrostatic reflex)によるもので、常時、頬の粘膜が、大きすぎる歯や金属で圧を受けることによる、他部位への関連痛
★要するに★
腰や膝の痛みは症状であって、原因とはかぎりません。
その原因が、常に口腔内粘膜等に過剰に触れている、歯や補綴物の可能性があります。
常に粘膜はストレスを抱えており、それが脳へのストレスへと移行し、脳の誤作動をおこします。脳の誤作動により、症状がある部位に痛みなどを引き起こします。