藤井 佳朗

院長藤井 佳朗/ ふじい よしろう

身体全体の健康を考えたホリスティックな歯科医療の確立と普及を目指します。

歯科臨床に携わって、30年以上になります
歯学部在籍当初から、なぜ、今の医学は歯科を分離しているのだろうか?眼科や耳鼻科は医学部なのに歯科は医学部でないのはなぜ?歯は全身に影響していないとでもいうのだろうか?これは、専門家よりも一般の人のほうが疑問に思うのではないでしょうか?歯科医師になってからも、歯が全身に大きく影響していることは、ことあるごとに実感しています。専門家よりも一般の人のほうが理解しやすいことを述べます。
口の中に詰めてある金属が解けて、身体に金属アレルギーの湿疹が出る。この湿疹に対してステロイド軟こうを塗ることで根治ができると思いますか?これ分かりますね。根治したければ、原因である金属を取り除けばいい。これは歯科医師にしかできない皮膚病治療です。
音響療法というのがありますが、心地よい音を聞いていれば人間健康に近づくけど、嫌な音を聞き続ければ不健康になる。黒板を爪でひっかいた時のような音をずーと聞いていれば、精神的にもおかしくなるでしょう。上下の歯をカチカチすれば音が出ます。この音が心地よい音ならいいのですが、嫌な音ならたまったもんじゃありません。
頭蓋骨は釣り鐘のようになっているので、歯を合わせたときの音は、脳に直接響きます。歯を擦りあわせたときに、黒板を爪でひっかくような音が出たらどうでしょう?精神的に参ってしまうのではないでしょうか?これを、快い音に変えることができたら!それができるのは歯科医師だけです。このようなことが、日本の医学界を牛耳っている専門家の連中には理解できないのです。
歯科界の中にも、歯科が全身に影響しているのは事実だろうけど、全身に対してまで治療の責任を持つのは大変だから、つまり、歯科治療によって全身のどこかが悪くなった時の責任を取りたくないから黙っていようという風潮があるのも確かです。
In ancient Greece, Hippocrates reported cure of an arthritiscase by tooth extraction.
古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは、歯を抜いたら関節炎が治ったと報告しています。彼は何を伝えたかったのでしょうか?私も定年を迎えましたが、歯と全身は強く関係しているんだ、ということを後世に伝えようとして伝えきれず、無念の引退を迎えた多くの先人たちの気持ちがわかります。
Old soldiers donotdie, they just disappear.
老兵は死なずただ消え去るのみでは寂しい気もしますが、後進の指導には力を入れたいです。

藤井 佳朗
経歴

1985 年 愛知学院大学歯学部卒業

1989 年 同大学大学院修了 歯学博士

2000 年 新神戸歯科開業

資格

歯科医師免許

日本歯科医師会会員

兵庫県歯科医師会会員

所属団体

国際歯科学士会(IDC)会員

日本医用歯科機器学会