歯科で側弯症を治療!?
「側弯症(そくわんしょう)」ってご存知ですか?
背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴っており、
左右の肩の高さの違い、肩甲骨の突出、腰の高さの非対称、胸郭(きょうかく)の変形、
肋骨や腰部の隆起(前かがみをした姿勢で後ろから背中をみた場合)、などの変形を生じます。
側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすこともあります。
日本での発生頻度は1~2%程度とは言うものの...
私は当院では、まぁまぁご相談を受けています。
また、ご本人が気づいてないケース、もありますね。
~7歳の女の子の症例
学校で側彎症を指摘され、
大学病院で検査をしたところ、骨格矯正器具が必要とのことです。
当院でご相談を受け、歯科でのアプローチを試みました。
治療法も特別なことはなく、その子自身の体軸を、
歯の嚙み合わせにより調節しました。
当日、数回の調整で反応がみられたので、経過をみることになりました(*‘∀‘)/
~70代女性の症例
主訴は右の背中の痛みでした。
姿勢のズレをご指摘し、側彎症であることを説明させていただきました。
ご本人は自覚がなく、少し曲がっている程度の認識でしたが、
だいぶ右にズレがみられました。
治療法としては、主訴の背中の痛みをとることに特化して
通常通り、歯の調整で、身体のバランスを調整していきました。
結果、背中の痛みはとれ、
写真でも、多少の彎曲のズレが治ったように思われます (*‘∀‘)/♡
Before
After
このように、2症例共に、当日1回の治療です。
側彎症という病名に、目くじらを立てずに、
その方全体のバランスを診てあげることで、自然に体軸が整い、症状もなくなります。